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12.172024
実体験で感じた無理なPTA活動の内容とやらかしたこと
私が初めてPTA活動に関わったのは息子の小学校での出来事でしたが、活動内容を本部役員の方から説明されるたびに「マジで・・・?」と思っていました。笑
基本的にPTAで行っている活動内容は、前年のことが分からないと出来ない活動や人数が居ないと成立しない活動、そして専門的なスキルがないと出来ないような活動も多々あると思います。
そういった矛盾をはらんで「前年通りにやろう」という本部の意識の元に無理矢理動かしてきた組織は多くあるのではないでしょうか?
私はこの「例年通りにやろう」という活動意識は、場合によってはPTA衰退の原因になっているのではと考えています。
私はこれを「歪み」と表現しますが、その歪みが担当制を設ける、ポイント制を導入してポイントノルマを課す等、PTA活動を強制的に回す為の苦肉の策が生まれたところもあるという考えです。
もちろん学校によって活動内容の違いはあると思いますが、本部役員の方でも一般会員の方でも活動内容に大変さを覚えたことはポイントは違えど少なからず共通の体験ではあると思います。
でも変わらない。
そこで今回は、私が実体験で感じた無理なPTA活動の内容を書きたいと思います。
併せて私が好き勝手にやって変えてしまった言ってしまえばやらかしたことも書こうと思います。笑
いつも重ねて申し上げますが、これはあくまで私見で個人的見解です。笑
エビデンスなしの独自見解も含まれていると思ってご容赦ください・・・。
基本的にPTAで行っている活動内容は、前年のことが分からないと出来ない活動や人数が居ないと成立しない活動、そして専門的なスキルがないと出来ないような活動も多々あると思います。
そういった矛盾をはらんで「前年通りにやろう」という本部の意識の元に無理矢理動かしてきた組織は多くあるのではないでしょうか?
私はこの「例年通りにやろう」という活動意識は、場合によってはPTA衰退の原因になっているのではと考えています。
私はこれを「歪み」と表現しますが、その歪みが担当制を設ける、ポイント制を導入してポイントノルマを課す等、PTA活動を強制的に回す為の苦肉の策が生まれたところもあるという考えです。
もちろん学校によって活動内容の違いはあると思いますが、本部役員の方でも一般会員の方でも活動内容に大変さを覚えたことはポイントは違えど少なからず共通の体験ではあると思います。
でも変わらない。
そこで今回は、私が実体験で感じた無理なPTA活動の内容を書きたいと思います。
併せて私が好き勝手にやって変えてしまった言ってしまえばやらかしたことも書こうと思います。笑
いつも重ねて申し上げますが、これはあくまで私見で個人的見解です。笑
エビデンスなしの独自見解も含まれていると思ってご容赦ください・・・。
専門的なスキルがないとできない活動
私が実体験で感じた無理なPTA活動の内容は、専門的なスキルがないと出来ないような活動でした。息子の通う小学校で初めてPTAの役員になる際、いくつもある部署から広報委員会を第1希望にして、結果その希望通りに所属となりました。
あとで知ったのですが、広報委員会は数ある部署の中でも本部を除いてもっとも人気のない部署だったらしく、その為に何の選考もなく一発で第1希望だったので決まったそうです。笑
なぜ広報委員会が人気がないかというと、それはやはり専門的なスキルがないと出来ないような活動であると詳細が分からなくてもその印象で受け止められているからだと思います。
実際、広報委員会は年4回の広報誌の発行を行う部署の為、取材・編集・印刷・配布等々、まさに専門的なスキルがないと出来ないような活動です。
それが漠然とでも分かっているので、皆さん嫌厭されるのかと思います。
ましてや多くの保護者さんはPTA活動自体を嫌厭してなるべく関わらないようにするのが大多数で、前のめりで活動する方は割合として珍しいと息子の小学校に関わらず全体的傾向からはそう思います。
ちなみに私は広報委員の中で広報委員長も自ら挙手してやることにしました。笑
なぜ広報を選んで委員長もやったのか?
それではなぜPTA活動の中でも嫌厭されやすい広報を私が選んだのか?それは私が該当する専門職であり、逆に他の部署より楽だと思ったからです。
当然と言えば当然の話なんですが、私はホームページ制作や印刷物の制作を行っている為、取材以外の編集・印刷・配布などは仕事としてしている為、本部の方から引継ぎ内容を説明される前から大体やる内容や仕事量は見えていました。
むしろ、説明された活動方法をその通りに実践すると、逆に無駄が多く効率が落ちてしまうと思えた部分も感じました。
例えば、
- 所属委員が平等になるように、全ての作業を均等になるよう振り分ける
- レイアウト会議や配布作業など、ことあるごとに全員を集めて活動させようとする
- 原稿が出来上がる度に広報委員全員で全ページチェックする
- ページチェック後、PTA本部の確認を経て学校の確認を取って校了(校正作業というページチェックが完了し、印刷しても問題ない状態になったことを意味する印刷用語)という流れの為、原稿確認で何度も連絡を取り学校へ足を運ぶ
- 毎年同じことを取材しているはずなのに、学校へ取材の度に許可を得る
- 年4回発行する各広報紙は、毎年「この号にはこの行事を載せる」という掲載枠が固定になっている為、レイアウトをどうすると考えるレイアウト会議を行う意味がない
全て基本的に平等にならない平等から起きている中身だと思いますが、無理矢理役割を与えたりなるべく全員でやるようにという原理原則が動きを悪くして不必要な動きを作っていると思いました。
また、広報委員になってあからさまに非協力的であると思える保護者さんもいらっしゃったので、仕事や家事で参加できない方もいらっしゃる中、その時点で全員平等な仕事量で活動するというのが無理な話です。
そもそも息子の小学校では、原稿制作はずっと依頼しているデザイナーさんにお任せするという話でしたが、それでも編集経験もない人間達に「サポートしますから、はいやってください」はサポートも往々にして手厚い訳でもありませんし、かなり無理筋だと思います。
そこで私はどこのPTAでも決まるまで帰れないと言われている長決めも、自ら手を挙げ一瞬で決定。笑
その代わり、本部役員さんの許可を得てですが、ある程度自分のやりたいようにやり方を変えさせて活動させてもらうということにしました。
平等にならない平等を逆手に取る
広報委員長になった私が手始めにしたことは、「無理矢理満遍なく役割分担をしない」ということでした。これは賛否別れるやり方だと思うのですが、私は無駄を省き効率化を優先する考えで実践しました。
例えばレイアウト決定などの編集作業は、広報委員全員考えるより経験もスキルある私単独で考えた方が早いですし、自分で言うのもおこがましいと思いますがクオリティも高くなります。
私個人としても業務の間に一緒に混ぜて編集作業は出来てしまったので、そこまで負担ではありませんでした。
原稿デザインも私が行って印刷作業のみデザイナーさんに依頼することによって、原稿確認のリミットも延ばせましたし、デザイナーさんへの報酬も減らせました。
またレイアウト会議などをしないことで、各委員が奪われる時間も減りますし、圧倒的に遂行スピードは速いです。
そういった経緯から、編集作業は完了後に各委員へ確認報告だけすることに変えて、メンバーの負担を減らして効率化を図りました。
また取材も可能な限り全員に担当してもらいますが、出来ない人にはやってもらわないようにして、最悪誰も取材できない行事に関しては取材をしないことにして、決められた全取材から取材をしない行事を設け、全体の取材数を減らしました。
これにより取材をしなければならない負担を減らすことに加えて、毎年毎号決まった内容だけを載せる普遍性のない記事に流動性を持たせ、毎号何がどれくらいのボリュームで載っているか分からない新聞や雑誌のような、取れ高で内容が変化する見応えのある誌面に変容させようとしました。
また委員同士のやりとりはもちろん、できあがった原稿の確認も極力LINEやメールでのやりとりで行い、学校などに足を運ぶ回数を減らすようにしました。
学校は結局直接原稿を印刷して確認してもらう流れは変わりませんでしたが。笑
とにかく平等にならない平等を逆手に取って出来る人が率先してやって、偏ってでもこなすことを優先した活動内容に変えてしまいました。
各委員の方々にも理解いただいて動いていただきましたが、ただこれは誰でもできる話ではない私ありきの活動方法だったとも思います。
やらかしたといえばやらかしたやり方です。笑
しかし、そもそも広報はスキルのない中での作業は無理なんです。
単Pの中では頑張って編集やデザイン作業まで外注せずにPTA内で行っているところもありますが、作業をする側としてはとても大変だと思いますし、かなりの労力を強いられているのではと考えます。
仮に息子の小学校のようにレイアウトまで決めれば原稿デザインから印刷発注までは外注業者がやってくれるというケースを採用しているところもあると思いますが、それでもその前後の過程では経験のない人たちで分からないながらにやっていくのが常です。
結局私はその後、他の人でも出来るスキーム構築もあって広報委員を3年歴任し、息子が中学校になった現在では本部役員の広報担当となっていますが、毎年そう思います。
そういった経験も踏まえて、あくまで私としてはですが、広報情報をPTAが発信し続けていく為には、取材と配布以外は全部業者に依頼して広報誌を発行するか、印刷はやめて取材した内容を投稿していくブログ形式にするかの2択だと思っています。
他にも答えがあるかもしれませんが、私がたまたま広報ばかり携わってきただけで、他の部署でも無理に続けている活動は数多くあると思います。
抜本的な見直しか廃止。
多くのPTAはこの選択肢をどんなに先送りにしても決断しなくてはいけない時が来る気がします。